ビタミンB2


...ビタミンの一つである「ビタミンB2」について解説しています。

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ビタミンB2の概要
別名

美容のビタミン
脂肪のビタミン

化学名

リボフラミン

性質

水溶性

相性のいい栄養素

ビタミンB郡



ビタミンB2の特徴

●ビタミンB2は脂肪の燃焼に深く関わりを持っているため「脂肪のビタミン」と呼ばれています。また、皮膚や粘膜を健康に保つ働きも持っているため「美容のビタミン」と呼ばれることもあります。

●ビタミンB郡はそれぞれの作用を助ける働きがあるため全て一緒に摂取した時に最も高い効果を発揮します。その中でもビタミンB1・B2・B6を同じ量摂取した時が最も効果が高くなります。


多めの摂取を心がけた方がいい人

●ビタミンB2は脂質の代謝に深く関わりを持っているため脂肪分を多く摂っている方は推奨量よりも多めの摂取を心がけてください。また、お酒をよく飲む方も不足しがちになるので多めの摂取を心がけましょう。



ビタミンB2の食事摂取基準

●ビタミンB2の1日の推奨量は成人男性で 1.6mg 成人女性で 1.2mg です。


↓食事摂取基準の詳細(クリックで表示します)



ビタミンB2の効能
●
皮膚・粘膜の健康維持

●
脂質の代謝

●
口内炎・口角炎の予防

●
動脈硬化の予防

●
抗酸化作用

●
小児・胎児の成長促進

etc..



ビタミンB2の過剰摂取
●
要因

ビタミンB2の吸収量には限界があり過剰に摂取しても過剰摂取には至りません。一日の必要量の数百倍を長期的に摂取しても無害です。しかし、一日に400mg以上の摂取で症状がでたとの報告があります。


症状
・下痢
・多尿

etc..



ビタミンB2の欠乏症
●
要因

ビタミンB2は体内に蓄積できないため毎日の摂取が基本です。そのため偏った食生活を送っている方は欠乏症に至る可能性があります。また、脂質の大量摂取やビタミンB1の必要量増加、肝障害や薬の副作用でも欠乏症に至る可能性があります。


症状
・口内炎
・口角炎
・舌炎
・脱毛
・眼精疲労
・脂溶性皮膚炎
・胃腸障害
・小児の発育障害

etc..



ビタミンB2を多く含む食材
●
ビタミンB2を多く含む食材
順位食材名含有量
1位豚のレバー3.60mg
2位牛のレバー3.00mg
3位鶏のレバー1.80mg
4位キャビア1.31mg
5位鶏(ハツ)1.10mg
6位牛(ハツ)0.90mg
7位いかなご0.81mg
8位うなぎ(肝)0.75mg
9位うなぎ(蒲焼き)0.74mg
10位うずら卵(生)0.72mg
順位食材名含有量

●
その他(水分量40%以下)

・ドライイースト

含有量・・

3.72mg

・焼き海苔

含有量・・

2.33mg

・味付け海苔

含有量・・

2.31mg

・インスタントラーメン

含有量・・

1.67mg

・あおのり(乾燥)

含有量・・

1.61mg



 「多く含む食材」は食材が含む水分量が40%以上のもので集計しています。

(乾物等の水分量が40%以下のものは除外し「その他」として下に記載)

含有量は100g中のものになります。