クロム


...ミネラルの一つである「クロム」について解説しています。

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クロムの概要
別名

代謝のミネラル

化学名

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性質

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相性のいい栄養素

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クロムの特徴

●糖質や脂質の代謝を補助する働きをもっているので別名「代謝のミネラル」とも呼ばれています。また、インシュリンの働きを活性化する働きを持っており血糖値やコレステロールを低下させます。クロムが体内で不足すると糖尿病を発症する可能性があるので注意が必要です。

●クロムは体内に吸収されにくいミネラルです。精製された砂糖はクロムの排出を促すので血糖値が高い方は控えましょう。


●
三価クロム

自然界に広く存在しているクロムで人体にとって必須元素の一つです。工業製品ではステンレスなどに使われています。

●
四価クロム

メッキなどに使われるクロムですが、発ガン性があります。

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六価クロム

メッキなどで使われるクロムでしたが、人体にとって極めて毒性が高いため使用量は減少しています。また、土壌汚染も問題になっています。


多めの摂取を心がけた方がいい人

●血糖値やコレステロールが高い人は糖尿病予防のためクロムを推奨量よりも多めに摂取しましょう。



クロムの食事摂取基準

●クロムの1日の推奨量は成人男性で 40μg 成人女性で 30μg です。


↓食事摂取基準の詳細(クリックで表示します)



クロムの効能
●
インシュリンの活性化

血糖値をコントロールしているインシュリンを活性化します。不足すると糖尿病を引き起こします。

●
糖質・脂質の代謝補助

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血糖値・コレステロール値・中性脂肪の抑制

●
高血圧の予防

●
糖尿病の予防

etc..



クロムの過剰摂取
●
要因

もともと吸収されにくいので通常の食生活で過剰摂取に至ることはまれです。長期間の多量摂取で過剰摂取に至ることがあります。


症状
・嘔吐
・下痢
・腹痛
・造血障害
・肝障害
・中枢神経障害
・腎尿細管障害

etc..



クロムの欠乏症
●
要因

通常の食生活で欠乏症に至るのはまれです。加齢による減少や完全静脈栄養による耐糖能異常により欠乏症に至ることがあります。


症状
・インシュリンの機能低下
・角膜障害
・末しょう神経障害
・発育障害
・窒素の代謝異常
・昏迷
・高血圧の促進
・糖尿病の促進
・動脈硬化の促進
・体重の減少

etc..



クロムを多く含む食材
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クロムを多く含む食材

現在調査中ですのでしばらくお待ちください。


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その他(水分量40%以下)

・干しひじき

含有量・・

24μg



 「多く含む食材」は食材が含む水分量が40%以上のもので集計しています。

(乾物等の水分量が40%以下のものは除外し「その他」として下に記載)

含有量は100g中のものになります。